
まず初めにお伝えしたいのですが、スタジオはございません。
皆さまのご自宅や神社等がスタジオとなる、言うなれば青空スタジオをメインにしています。
ですので日本の伝統的な記念写真とは少し趣が異なるかもしれません。
そして、これには理由があります。
日本には古来から「ハレとケ」という考え方が存在しています。
「ハレ」とは冠婚葬祭や祭り、神事などの特別な日のことで、それに対して「ケ」というのは日々の暮らしや普段の生活を表します。
つまりは非日常と日常を示す言葉ですが、私は「ケ」を大切にし写真を撮っているからです。
もちろんご依頼いただくのはハレの日の記念のためが多いのですが、そのハレの日にも「ケ」の瞬間がたくさん溢れています。
本人の記憶にすら残らないような、けれど確かにそこに存在した瞬間を記録し、記念とする。
それこそが写真の本質であり、誰でもスマホで気軽に写真が撮れるようになったこの時代のフォトグラファーの存在意義だと考えています。
ただ記念に残すための流れ作業のごとく、型に押し嵌めるのではなく、ドキュメンタリーとして追いかけたその一瞬を写真に遺し未来へ継ぐ。
そうすれば写真は過去を懐かしむためだけではなく、いま生きているこの瞬間を豊かにしてくれるものになると信じています。
だから私や、私の大切な人はもちろん、
これを読んでくださっている皆さま、その皆さまの大切な方々の、
かけがえのない瞬間を私なりに未来へ遺していけたら、それはすごく幸せで勝手に人生の命題のようにも感じています。
皆さまとの一生のお付き合いとなるような出会いを楽しみにしております。
撮影依頼やお問い合わせ等は、各種ソーシャルメディアのメッセージまたはcontactからお願いいたします。







































































